こんばんは
コンサバ系ミニマリストOL momoです。
ついに6/25の放送で終わっちゃいましたね~
火曜ドラマ、「わたし、定時で帰ります。」
定時で帰るキャリアウーマン、結衣が主人公。
登場人物みんなの「働き方」について、考えさせられる話ドラマでした。
最終話、結衣の恋愛模様は?
優しい巧との別れ。元カレとの元さや。
最終話。
結衣は、婚約&同棲までした彼氏=巧(たくみ)と別れ、結局元カレの耕太郎とヨリを戻しました。
まあ、耕太郎と戻る的フラグはたくさんあったので、そうなるんだろうと思ってたけどね。
やっぱ視聴者はそっちを望むのかな~~。(;・∀・)
私は、ストーリーって、フラレ役とか憎まれ役に感情移入して見ちゃうんですよね。
「この人、本当は心の底ではこう思ってるんじゃないかな?」って。
だから巧がちょっとかわいそうで。
巧は仕事をセーブした家庭的な男なんですが、それはすべて結衣のためだったんですね。
結衣が前婚約者と別れた原因が、仕事によるすれ違いだと、巧は知っていたから。
「僕は仕事よりも結衣ちゃんを優先した。望んでそうしてた。
・・・でもやっぱり、そう思おうとしていたのかな。」
結衣に寂しい思いをさせないために、結衣より先に帰って料理を作って待っていた巧。
でもそんなことは結衣は気づいていない。
「もし億万長者になったら仕事なんてしない」という巧に、仕事に対してドライだ、とさえ思っていた。本当は結衣のためなのにね。
巧の優しさと自分の不甲斐なさに気づいたのは、別れてからだった。
そして、一度は破局した仕事の虫の耕太郎とヨリを戻すのです。
物語はここで終わり。
耕太郎との関係は本当にハッピーなのか
ん~~
もちろん、多くの視聴者は耕太郎とのハッピーエンドを期待したでしょう。
ちょっとぶっきらぼうで、仕事が出来て、かっこいい耕太郎。
しかし、妙にリアルなのは、このストーリーの中で、
賤ケ岳(しずがたけ)先輩や結衣の母といった既婚女性陣は、巧をゴリ押ししてるんですよね。
「あんな優しい人はいないよ?」って。
つまり既婚者の目線から見たら、やっぱり結衣が幸せになれる相手は、巧なんだと思う。
まあ最終的には巧が結衣を振ったので、結衣は成すすべもなかったんですが、しかしそこで耕太郎に戻るのか~~~。
結衣は、巧をたくさん傷つけて別れたけど、
他人とのかかわりがヘタな点については、最後まであまり成長してないのではないかと思った。
自己開示が苦手な結衣
結衣は、過去の話で同僚の吾妻から「あまりプライベートの話しないよね」と言われています。
会社で、家族や婚約者などの話をしないんですよね。
それは職場とプライベートをわけている結衣の性格もあるでしょうが、単純に他人とのかかわり、自己開示がヘタなんだと思う。
対照的に、巧はとても社交的で、巧の会社の人に結衣が会うと、「あなたが婚約者の結衣さんね!」って反応なんですよね。
巧は色んな人にプライベートを開示している。
結衣と巧はバランスが良かったんじゃないかな?と思うんですよね。
似た者同士、耕太郎
耕太郎はどっちかというと結衣寄りの性格で、あまり自己開示しないし、人の心を読むのが苦手。(だから、引きこもりの弟にも拒絶されている。)
結衣と耕太郎は似た者カップルなのかな、と。
二人とも、婚約者をほったらかすほど仕事大好きですしね。(笑)
ただ、耕太郎は結衣が最終回で過労で倒れたことをきっかけに、少し成長します。
心配してくれる人の気持ちが分かった。
だからもう、大切な人に同じ思いはさせないんじゃないかな。
耕太郎なりに結衣を幸せにしてくれるでしょう。
福永の働き方
恋愛模様はさておき、このドラマのテーマが
「働くということについて」なんですが。
ユースケ・サンタマリアさん演じる部長:福永。
最後の最後でスポットが当たりましたね。
ブラックな働き方で悪評のある福永は、取引先から企画チームから抜けてくれと言われる。
それを知って福永がブチ切れます。
「だいたいさ、仕事が大変だってみんな文句言うけど、仕事がなくなったらどうすんの?
仕事があるだけマシじゃない。」
「イヤでも仕事しなきゃ、食っていけないんだからさ。」
そう大声でまくしたてる福永を、怖がるような憐れむような眼で見つめる結衣・・・。
私は、福永はうさんくさいと思いつつも、なんかこの人は影があるなあ~と思っていたのですが、やっぱり可哀そうな人でした。
最終回で見えた「男の働き方」
福永には同情してしまいます。
「食うために、イヤでも必死で働く。」
家族を食わせるために、必死で働いて、事業の借金を返すために家も売った。奥さんにも逃げられた福永。
昨今、女性の働き方ううんぬんと言われますが、男も大変だと思う。
というか男のほうがまだまだ大変だと思う。
男の人は、女よりもっと重い責任で働かなきゃいけないんですよね。
「男だから」と言われることも何かと多いと思う。
福永が単なる悪役で終わらなくてよかった。
一見、ブラックな働き方をしている人(強いる人)にも、色々事情があるわけで。
一生懸命働いている人は、何かしら抱えている。
ところで耕太郎も、皆に休めと言われても鞭打って働くタイプですが、
福永は「それってそんなに悪いことかな」と言ってくれます。
それは福永が自分自身へ向けた言葉でもあり、耕太郎へ向けた言葉でもある。
働きすぎることを、悪いことだとバッシングする現代の風潮。
でも、自分に与えられた仕事を一生懸命頑張ってる。それってそんなに悪いことかな。
結衣は、自分の父に対して、「なんでそんなに家庭を顧みずがむしゃらに働くんだ」とずっと思っていたけど、
「心の中で苦しんでいても、それを口に出せない人が大勢いるんだよね・・・」と、父に話します。
結衣と父親のわだかまりが解けた瞬間でした。
わたし、定時で帰ります。
このドラマの影響なのか、定時に帰る人が増えてる会社もあるみたいw
もちろん定時までに仕事を終わらせるスキルも大切ですね。
働くということは、お金をもらっている以上、会社へ貢献しなければならないと私は思っています。
夏ドラマも、どんなものが始まるか、楽しみです!