こんばんは
コンサバ系ミニマリストOL momoです。
今更ですが、「わたし、定時で帰ります。」の第五話見ました???
「断れない女」についての回でしたねー。
「わたし、定時で帰ります。」第五話
結衣の会社に桜宮さん(28歳)という派遣のデザイナーの女の子が来るんです。
その子が、全方面に愛想がいい子で。
得意先であるスポーツ用品のメーカー「ランダー」の男性たちと、飲み会に行ったりするんですよ。
で、度を越したランダーの男性が、桜宮に露出の多いスポーツウェアを着せたりして。
結衣が、「セクハラです!!」とキレて問題となる。
結局ランダーは経営もうまくいっておらず、取引から手を引いて正解だった・・という回でした。
ネットでの桜宮に対する声
「桜宮は私だ。」
意外にも(?)、桜宮に共感・養護する女性は多かった。(もしかしたら男性もそうなのかも。)
桜宮は、明るく見えて、実は自信が無いんです。
「私程度の腕だったら、デザインより人付き合いで仕事を円滑に進めるしかない。」
だから相手の要望にNOと言えない。
飲み会もスポーツウェアも、断れなかった。
相手を持ち上げて気分を良くして、円滑に進むならそれでいい。
それが桜宮の選んだ働き方。
ネットでも
「桜宮は私だ。優秀な人にかなわない。
だから、愛嬌や対人で頑張ってる。
だって自分にはそれしかないから」
と、心がひりひりするような書き込みをしている人を見かけました。
桜宮のやってることは営業だ。
私は、桜宮養護派ですね。
だってこの人のやってることって、
営業じゃん?
って思っちゃったんですよね。
得意先を立てていい気分にさせる。
得意先と飲みに行ったり、時には馬鹿なふりをして盛り上げる。
営業ならほとんどの人がやってること。
私はスキルだと思います。
だけど、桜宮は気づいちゃったんですね、露出の多いスポーツウェアを着ろとセクハラを受けたときに。
「あ、私、社会人として扱ってもらえてない。」って。
そう、相手のしたてに出すぎて、いつのまにか見くだされていたんですね。
あれは可哀そうでした。
彼女が積み上げてきたスキルが、侮辱されたわけですからね。
桜宮は、上司からも
「桜宮さんは、先方から大人気だもんね!女性ならではの役割ってあるから!」と言われてしまいます。
コンパニオンでいろってことですね。
上司からもデザイナーとして認められてない。
結衣が桜宮を認めてくれた
傷ついた桜宮を、結衣は「桜宮さんは腕があるよ。だから、自分を大切に仕事しよう。」と抱きしめます。
涙を流す桜宮。得意先からも上司からも、認められてなかったけど結衣だけは認めてくれた。。。
女である結衣が桜宮の味方で本当によかったな、と思います。
女は女というだけで働きにくい
もちろん、桜宮自身にも問題はあります。
相手のペースに飲まれて何も断れなくなってしまったこと。
これは仕事じゃなくても、あらゆる人間関係において絶対舐められる。
でも、若い女であるってことは、余計にネックかなあと思いました。
女は、女というだけで舐められることが多い。若いほどなおさら。
私が「年を取るのもまんざら悪くないな」って思ったのは、仕事において、舐められなくなったことですね。
20代のころは、得意先の営業のオジさんに、
「えーとお嬢ちゃん、男の社員はいるかな?」みたいなことを言われたもんでした。
30代になって、私も初々しさや可愛げがなくなり(笑)、箔もついてきて、
ようやく男性と同じ立場に扱ってもらえるようになったなあ・・と感じています。
若い女というだけで、男性から社会人として認められなかったり。
愛嬌があると、かえって見くだされたり。
桜宮は頑張っているだけに、同情の余地もあるな~と。
セクハラは「性的なもの」ばかりではない
セクハラというと、ボディタッチとか交際を迫るとか、そういう性的なものを思い浮かべる人が多いですが、
女性をコンパニオン的な扱いにして、ひとりの社会人として見てないのもセクハラなんですよね。
それに甘んじる女ももちろん良くない。
女性特有の気配りや感性は生かすべきだけど、自らを大切にしないと、桜宮のように社会人として行き場を失ってしまいます。
さあ今日は第六話ですね。
どんな話になるか‥楽しみです。