こんばんは
コンサバ系ミニマリストOL momo です。
先日、私の親友Mちゃんのことを書きました。
ずーっと昔から、ミニマリストの人生を送っているMちゃん。
彼女ともう一人、私にはファッションの上で憧れの女性がいます。
大学時代の同級生、Tさん。
Tさんは、美人ですらっとした長身で、オシャレで、優しくて、それでいてお茶目な、いわゆる高嶺の花のマドンナでした。
集団の中で目立つ存在感
私の出身大学は、かなり学生数の多いマンモス大学でしたが、大学生の同級生の中で、Tさんは誰より目立っていました。
奇抜とか浮いてるとかではなく、集団の中にいてもハッと目を引く華やかさがあったんです。
Tさんは、「垢ぬけているのにどこかクラシック」という上品な感じのする凛とした美しい女の子でした。
自分のテイストを十代で確立していたTさん
Tさんと出会ったのは大学の入学のとき。
茶髪や金髪、巻髪が全盛期の2000年の時代に、Tさんはツヤツヤの黒髪ストレート。
くっきりした顔立ちをより一層引き立てていました。
あ、あの子すごく可愛い!と見た瞬間思ったのを覚えています。
ルックスの良さだけでなく、不思議なオーラのある女の子でした。
しかし、Tさんの魅力はそれだけではありませんでした。
それは、彼女のファッション。
一般的な18歳の女の子とは一線を画したセンスを持っていました。
Tさんのファッションテイストはモード系で、エレガント。
しかし少しアヴァンギャルド。
たまにヴィヴィアンウエストウッドやコムデギャルソンの服を着ていましたが、不思議と奇抜ではなく、センスの良いエレガントな佇まいでした。
整ったTさんの顔立ちにとても似合っていました。
当時の一般的な女子大生の恰好より、そのテイストのほうが、美しい彼女の魅力を最大限に引き出していました。
自分に似合うものをよくわかっていたのでしょう。
若干18歳の女の子です。
多くの女の子が、まだファッションの迷子である年齢のころ、Tさんのファッションテイストは、すでにもう確立されていました。
Tさんが、ダウンコートやパーカー、MA-1や、ムートンブーツやデニムやリュックを身につけているの見たことがありません。
それらがどんなに流行していても、です。
自分のテイストの合わない流行はスルー。一切惑わされないのです。
自分のテイストを早めに確立することのススメ。
そして、彼女は30代になった今もそのテイストが変わることなく、相変わらずエレガントなまま、歳を重ねています。
ママとなった今でも、手抜きすることのないエレガントファッションは憧れとしか言いようがありません。
Tさんを見ていて、思ったこと。
「あー、Tさんのように、若い頃から 好きなものや似合うものが確立していたら、楽だろうな。」
私は若いころ、その時の流行に惑わされて、コンサバだったり、カジュアルだったり、ふらふらいろんな服を欲しがって、余計な出費が増えていました。
けど、Tさんのように、「私はこれ!」というテイストをさっさと確立すれば、あれやこれやいろんなテイストの服を買う必要もないのです。
もちろん、Tさんもそこにたどり着くまでいろいろ迷走したかもしれません。でもたどり着いてしまえば、もう迷いはない。
何が自分に似合うのか、自分は何が好きなのか。流行はとりあえず置いておいて、真剣に考えてみる。
その時の参考にしたいのは、身近な人の意見。
誰でも、「その服似合うね」と言われた服があるはずです。
その服はどんなテイストか、それを考えて掘り下げてみると自分の似合うテイストが見つかるかもしれません。
テイストはそのままに、年齢とともにブラッシュアップしていく
もちろん、二十歳で似合と言われた服でも、三十代で同じ格好をしていたらただのイタイ人です。
でも似合う服のテイストはわかるはず。そのテイストを参考に服を選べばいいんですね。
似合う服のテイストって、実は年齢を重ねてもそんなに大きく変わらない気がします。
「え~私は変わったよ!」って人は、たぶん「好きなテイスト」が変わったんでしょう。
きっと、「似合うテイスト」は変わってないはずです。
エレガント、カジュアル、フェミニン、マニッシュ、コンサバ。
なにかひとつ、テイストだけ確立させ、さじ加減は年齢とともにブラッシュアップしていけばいい。
最近は骨格診断やカラー診断があるので自分でも似合うテイストは見つけやすいかもしれません。
自分で診断すると、どうしてもなりたい自分や好きなテイストが前に出てしまうので、身近な人の客観的な意見も参考にしましょう。
早くテイストを確立させた人ほど、ミニマムクローゼットに早くたどり着けます。
研ぎ澄まされた、今30代になったTさんのクローゼットは、一体どんな素敵なワードローブなんだろうなあ。